« | »

2010.12.26

2011年に向けて

本日12月26日の朝日新聞朝刊の一面記事、「孤族の国の私たち」は、これからの日本をよく表していたと思います。

なんとなく「景気が悪く、売上が落ちる」と感じているのは、実は、「半永久的に、生産年齢人口が減少に転じた」年から(1995年~)であったり、「半永久的に、死亡者数が出生者数を上回った」年から(2007年~)だったりすることが背景にあると思えます。

記事によると、2020年には、「死亡数が出生数の”2倍”になる」と推計されていますが、私たちが乗っている「下りエスカレーターの国」でいかに生きていくかを考えることが求められています。 しかし、この「構造的な問題」に目を向ける方々は非常に少ないのが現状。 観光業界に至っては、目先や自分の生きる周囲のことにしか興味を持たず、絶望的な状況かもしれません。 しかし、ごく一部、視野が広く、先進的な発想を持つ方々がいるのも事実です。 そうした動きをもっと目立たせることが必要です。

2011年、小さな事務所を構えます。 その本意は「新しい動きをしようとする方々」の事務局機能を担おう という思いです。 これまで10年、旅館の事業再生に関わってきましたが、既に地域金融は「旅館業」を再生の対象業種から外しかかっているような気がします。 すなわち、旅館の事業再生(金融再生)はほぼ終了したと思えるのです。 次なる方策は、「生き残れる者だけでの脱却」です。

例えば、旅館が生き残るためには、「個性化」と「連携」が絶対に必要です。 一軒でできることには限界があります。 PRしようにも、コンテンツ的に不足しています。 トンガって、まとまること。 「まとまる」と言っても、意思が同じ者だけで十分であり、まとまることに多大な調整を要することはすべきではありません。 この時点で、現在の多くの地域の動きには無理があります。

2011年、新しい動きを始めていきたいと思います。 宣伝になりますが、1月21日に東京で開催される「繁盛する宿の仕組みを大解剖」という新春特別セミナーに出講します。 有料セミナーなので無理強いはできませんが、もしお時間があれば、どうぞお越しください。 その後、2月22日には観光庁のセミナーも予定しています。

今年もあと一週間。 よい年末をお過ごしください。


当サイトへのリンクはフリーです。掲載の写真等の無断転用は禁止しております。引用・転用をご希望の方は、ご連絡をいただければ対応いたします。