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2010.12.19

viande!viande!viande!

viande

11月の狩猟解禁で生イノシシが入ったからと、かねてから誘われていた水上の「尚文」に行ってきました。

ぼたん鍋で使うような薄切りではなく、特注で、がっつりと分厚いイノシシのロースと肩ロースを炙って山盛りに!

いやはや、うまい、うまい。 まったく臭みのない、歯ごたえのいい”極上の豚”です。 肉汁にまみれた分厚い脂身こそ、うまい肉のだいご味です。

上記写真は、通常コースに出る肉に加え、特注の肉を加えた、肉(viande)三昧の図。 手前から「赤城和牛・上州麦豚・赤城鶏」の三点盛り(通常コース)、「鹿のルイべ」(特注)、「生イノシシロース」の炙り。 イノシシはお皿がほぼ空いてしまいました。

このほかにも、仕上げに、イノシシのハム、イノシシのもも肉とレバーのペーストを、生搾りの日本酒「誉國光」三兄弟に合わせて終了。

年末の仕事を少し早く仕上げて、「温泉忘年会」というのを、イマドキの食通の皆さまに提案したいものです。 この日も東京16:52発新幹線で、宿に18:30着。 ちょっと頑張れば、今の時代では忘れてしまったこんな楽しみ方ができます。

イノシシの炙り

最近、旅館は「格安で買う」ような風潮があります。 付加価値が薄れ、コモディティ化してしまった結果でしょうが、モノと違って安く買えばいいとは限りません。 尚文でも、ここまで(田舎に)の、それもこの宿に来て、川魚が食べられません、獣肉は食べられません、というお客様いると悩まれていましたが、付加価値的な情報を得ず、ただ「価格とネットクチコミ」で選んでしまったのでしょうね。

私など足元にも及ばない「宿通」の方々の声さえあれば、宿の個性が発信され、付加価値が強化されて、価格もただ暴落していく(モノと違い、サービス価格が暴落すると、サービス品質は当然劣化する)のを避けられると思うのですが...All Aboutで一人やっていたそんなサービスも作ろうと思えば作れるかもしれません。

繁閑で価格が安くなるのは「客室」。 「料理」は価値(原価)で変わります。 安いオフシーズンに、安くなった部屋に泊まり、少し奮発してうまい料理を食べに行く。 そんなことすらできない、現在の1泊2食型旅館料金や予約の在り方では、観光振興以前の話でしょうね。

世の中が変わらない限り、わたしだけの食道楽の旅を続けられるからいいか(笑)  ごちそうさま!


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