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2010.11.21

晩秋は「解禁」モード

酢猪

旅館の「まかない」ほど、美味しいそうなものはありません。 写真は、水上温泉から山に入ったところにある「尚文」さんの「酢猪」。

世の中がボジョレー・ヌーボーに浮かれていた先週、本州各地で狩猟が解禁となり、イノシシやクマの新鮮な肉が出回り始めました。 日本酒のヌーボー「ひやおろし」で一杯やりつつ、やわらかいジビエをいただくなんて、晩秋の日本ならではです。

・・・が、あまりにも、情報がなさすぎ、美味しい肉は、地元の方の胃袋におさまっていく、という次第。 あの「酸っぱいだけ」の安ワインを飲む日本人に、本当においしい日本の幸を届けてあげたいと願うこの頃です。

先週は、加賀・山代温泉で、手取川で合わせつつ、6日に解禁になったズワイもいただいてまいりました。 私は、メスの香箱蟹(セコガニ)のほうが好きなのですが、「(甲羅にミソや内子や足をきれいに盛り込む)香箱を作るのは手間がかかり、たくさん作ると手を甲羅で痛めてしまうので料理人がいやがる」そう。 たくさんは作れないのですね。

それなら、「たくさん」作らねばよいのですが、この「マス・マーケティング」の呪縛と仕組みが、人口が減り始めた日本の観光をすべて台なしにしている元凶になっています。 今はまだ、「高齢者が増えている時代」なので、元気なお年寄りで賑わう日もあるのですが、あと10年もすれば、高齢者を含め、ほぼすべての世代(その頃の40代のみ除く)で、人口は減少していきます。 今でさえ、旅館が減っているというのに、その頃には「絶滅危惧種」になっていないことを祈るばかりです。

そのころまでには、「少量」「旬」「地元」の価値が、情報として市場に伝わる仕組みを作っていきたいですね。

そうそう、ちょうど今、「とらふぐ」漁も佳境に入ってきました!(底びきでなく、延縄で釣った天然とらふぐの味を是非一度!)


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