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2010.06.15

モデル宿泊約款が「脱・一泊二食型」に変更

実に 「地味~な」 ニュースがありました。

国内での旅館の整備に対する法律、「国際観光ホテル整備法」のうち、旅館の宿泊約款の基となる 「モデル宿泊約款」 が変更となったのです。

どのように変更になったかというと、ニュースにあるように、旅館の宿泊料のモデルはこれまで 「基本宿泊料= ”一泊二食”」であったものが、 「基本宿泊料= ”室料<及び室料+朝食等の飲食料>”」 と 、「一泊二食」 以外の 「素泊まり」や「一泊朝食付」宿泊もあるよと提示した点です。

一般の方からすると 「それがどうした?」 という感想だと思いますが(笑)、多くの旅館がモデル宿泊約款を自社の約款として表示していることを考慮すると、「(とりわけ外国人や連泊客を取ろうとするなら)一泊二食以外も法律的にOKなのよ」 ということを業界に法制面で示し、一石を投じたことになります。 これって、一泊二食しか発信していない、旅館業界に向けては、ニュースなんですよね。

ただ、もっとも 「朝食等の飲食料」 の内のりとして「夕食」も含めてしまえば、一泊二食自体は何も変えなくてよいわけで、これで旅館業界が大きく変わるとは思えないのですが、こうした「法律の別表の見直し」という小さな取組みで終わることなく、なお一層の、国の業界に対するリーダーシップを期待したいところです。

これから間違いなく、「素泊まり宿」がどんどん出てきて繁盛することでしょう。 それにすら反対運動が起きたとしたら、旅館業界はもう終わりす(苦笑)。 それだけ、「一泊二食オンリー」という商慣習が陳腐化しているということと早く (もうかなり遅いですが) 認識すべきです。 (一泊二食がダメというわけではなく、猫も杓子も、どの旅館も 「はっきり言って美味しくない、量ばかりが過剰な夕食」 でしか儲けられない業態ではダメ!ということを発信し続けていきたいと思います。 美味しく、日本や地域の食文化を誇りに思えるような夕食なら、一泊二食、大・大・大歓迎です。)


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