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2010.04.01

温泉排水の規制強化、さらに3年延長

4月1日付け朝日新聞の報道によると、今年、暫定延長期間が切れる「温泉旅館の温泉排水問題」に関し、さらに3年間(2013年まで)、暫定措置が延長されることになったようです。 とりあえずは、よかったですね。

この問題は、世界保健機関(WHO)の2001年の規制強化を受け、「事業者は、規定以上のホウ素・フッ素を含む排水を川や海に流してはいけない」ということになったもので、日本では「水質汚濁防止法」で対象業種が決められ、厨房を持つという理由で「旅館業」も対象となったことに起因します。 くわしい背景は、こちらの記事で紹介しましたが、その排水として、「温泉」が対象となったことで、業界から「それは無理だ」という声があがり、温泉旅館業を規制の対象とすることを「暫定的に延期する」と決められたものです。

それはそうで、温泉はもともと、フッ素やホウ素など天然成分を含んだ資源。 それを排水するなというには無理がありますし、成分除去をしようと思えば、高価なミニプラントを各温泉浴場ごとに設置しなくてはならず、旅館負担となれば、旅館経営は瞬時に破たんしてしまいます。

旅館業は、温泉水以外、ホウ素やフッ素を含む製造物や加工品を扱っていないと思います。 ぜひ対象業種から外していただくことが、面倒でなくて良いのではないかと思います。


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