2010.03.06
アユタヤの宿
アユタヤの地域調査の後、いくつかの宿をまわってきました。
共通するのは、宿泊のほとんどが欧米人とバンコク在住タイ人(日本人はほとんどいない)であること。 これは、欧米人はアユタヤのような歴史的な街に「滞在」することを好むという背景があるでしょう。 滞在中、エレファント・ライディングやサイクリングでの史跡めぐりなど、自由旅行を楽しみ、列車で次の目的地、チェンマイに向かっていくそうです。
一方で、日本人は、バンコクから日帰りでの見学がほとんど。 夕方遅くなるとバンコクの悪名高い渋滞にはまるので、アユタヤを14時には発ってしまう、事実上の半日かけ足旅行が日本人のスタイル(わたしも数日前の観光旅行ではこのスタイルでした)。
そのため、美しい「世界遺産の夜景」も、名物の「川海老のバーベキュー」も、行列のできる屋台で売っている「ロティサイマイ」も、何も知らないで帰ってしまうのです。 実にもったいない。 「泊まること」でどれだけ、旅の感動が広がることでしょう!
訪れた宿の新規予約のほとんどが、アジアのホテルを主対象としたオンライン予約サイト「agoda」経由とのこと。 30ヶ国の言語で予約できるサイトならではの強みでしょう。 日・英・韓・中・台の5ヶ国語で十分と考える日本のサイトとの差は明らかです。
まだまだ、日本人は、インバウンドにしろ、アウトバウンドにしろ、旅に関してはアマチュアなんでしょうね。

アユタヤの路上で売られるタイ風綿あめ、ロティサイマイ。クレープ風にナンで巻いて食べる。ほのかな甘みと食感が絶品!セブンイレブン前の屋台が一番人気。