2010.02.01
大人気!秘湯と鉄ちゃんの宿
この週末は、よい天気に誘われ、秋田へ。
まず、目指した先は、昨年韓国で放映され、イ・ビョンホン主演で大ヒットしたドラマ「アイリス」の舞台、田沢湖。 やあやあ、冬空の湖畔のたつ子像の前には多くの韓国人カップルの姿が。 やはりドラマの影響ってすごいんですね。 続いて、花巻空港イン大阪のトラピクスのバス団体。 2台口満席のこちらは、おばちゃんだらけ。 冬の東北も、「スポット」では賑わっているんですねえ。 「スポット」では。
とまあ、寄り道しつつ、目指したのは、乳頭温泉郷「鶴の湯温泉旅館」。 いつ行っても込んでいる割に、ほのぼのとした温泉です。 かの有名な混浴露天風呂には、若い男女ばかり。 いかにも世のオジサンたちをひきつけそうな光景ですが、女性も、内湯(中の湯)から扉を開ければすぐ白濁の露天に入れる構造と、入る瞬間は「バスタオル巻き」でよいですよ(湯に入ったら取ろう)という旅館の配慮が奏功しているのでしょう。 こうした「ディテール」の差が、鶴の湯をして大人気混浴温泉旅館に仕立てているのでしょう。 世は「女性への配慮」につきますね。 でも、露天はいつも込んでいるので、私は、一人静かにいくつもある内湯へ。(ひねくれものー)
乳頭を後にして、次に目指したのが、(東京を通り越し)伊豆の修善寺。
一度、拝見してみたかった宿があり、立ち寄らせていただきました。 その名は、「趣味の宿屋 花月園」。
こちらは、一転して、女性の宿泊客はいるのだろうか、と思わせる、個性的な宿。 称して「鉄っちゃん」の宿。 新幹線の座席が置かれたロビーにはすでに、ガラスケースにNゲージの鉄道模型がずらり。 中にはお客様のキープ品も。
そして、おそらく倉庫か部屋をつぶして作ったであろう奥のスペースには、Nゲージのジオラマ!
これが、宿屋の中と思えるでしょうか!?
さらに、二階の60畳ほどの大宴会場には、目を疑うばかりの光景(お客様がたくさんいらっしゃったので撮影は控えました)。 そこには、トラックのように宴会場を周回するHOゲージの大ジオラマ! トラックの内側には、お客様がご自身で持参した模型を思い思いに操作しています。 操作バーも運転手用のバーだったり、凝ってますねえ。 脇で見ていると、正面衝突とかしないのだろうか、素人は心配してしまいます(笑)
冬空の下、不景気に泣く日本の宿が多いなか、賑わう宿もあるものです。
さて、東京に帰ろう。