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2010.01.03

鎌倉に泊まる

newkamakura

初詣がてら、鎌倉に行ってきました。

鎌倉というと、日帰りのイメージが強いのですが、とんでもありません。 素敵なホテルや旅館が、あるではないですか。

鎌倉駅西口すぐのところに立つ大正時代の洋館は「ホテルニューカマクラ」。 大正末期に「ホテル山縣」として創業し、何度か人の手に渡り、現在ではしっかりと、また「素泊まり専用ホテル」として、多くのリピーターに愛されています。 このホテルは、かつて芥川龍之介と岡本かの子の出会いの場所であったとも。 何ともロマンチックです。

newkamakura_room

部屋は、大正期の本館(アウトバストイレ・バスルームは共用2室)に11室、増築した新館に15室。 レトロな部屋あり、天井をぶち抜き梁を見せた山小屋風の洋室あり、と多種多様。 ローズピンクのかかった「さくら」の間は、目の前に桜の木。 映画や雑誌のロケが多いのもうなずけます。1泊ツインRC10,000円から。

kaihinso

江ノ電に乗り、2駅。 かつての別荘地や外国人の保養地として名高い由比ヶ浜を下りれば、富士製紙社長の大正期建築の別邸を旅館にした「かいひん荘鎌倉」。 こちらも、国登録有形文化財の洋館2室をベースにした宿。 一泊二食で泊まりたいときには、ここがよいですね。

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1階ロビー奥(洋館1階)には、バーラウンジ。 今ではコーヒーラウンジとして使っているようですが、おそらく客層の年齢が高いからでしょう。 夜にはバーとなれば、もっと雰囲気が出るかもしれません。

taisenkaku

由比ヶ浜のお隣は、長谷観音で有名な長谷駅。 その参道脇には誰もがのぞきたくなる古風な旅館「対僊閣」。 明治創業の旅館は、関東大震災で残った建物で今でも営業中。 二階に5間(ふすま仕切りの2間が一室、3間の広い部屋が一室)。 観音様への参拝者の姿を眺めながらの投宿も一興でしょう。 現在では、まだまだ現役の女将さんが仕切り、朝食のみ提供しています。1泊朝食付き7,800円。

taisenkaku_room

裏手には山が迫り、目の前は、材木座から由比ヶ浜と砂浜の海岸。 晴れた日には、江の島越しの富士。 たまには、近場の穴場に投宿するのもよいものです。 江の島、鎌倉、大山、御岳、筑波山。 関東には、社寺参拝者を泊めた、粋で渋い宿が残っています。

鎌倉は、様々な調査でも「住みやすい街」として知られています。 その分、住民意識も高く、ややもすると、宿泊客に対する思いにも様々なケースがあるかもしれません。 鎌倉が一皮むけるとしたら、観光客と住民が高い意識で共存できる地となれるかでしょう。 今後に期待していたいと思います。


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