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2009.10.11

綾部吉水に泊まる

綾部吉水

綾部吉水」に泊まってきました。

京都円山公園と東京銀座で、小さな自然派の宿を展開する吉水の中川さんが、京都府綾部市のはずれの「水源の里」と呼ばれる里山に開業しました。

「ちょっと前の日本の暮らし」がコンセプト。茅葺の母屋には、大きな囲炉裏がふたつ。ここで食事をいただきます。客間が2つ。ひとつの客間には、ブランコが設えてあります。付近に住むIターン組、篠塚さんの力作です。そのほか、薪ボイラーで焚くお風呂が2つ。

隣接する木造2階建てには1階に客間が4つ。うち2つがトイレ付きです。2階はスタッフルーム。計6室の小さな宿。1泊10,500円(夕・朝食付き)です。

当面は、週末を中心とする部分営業で、営業日は「綾部吉水 暮らし宿」としてホームページに記載されています。ただし、グループで利用の際は、応相談で開けてくれます。

綾部吉水の客間

さて、吉水といえば、「自然の食材を使った懐かしい家庭料理」が売り。接客も飾らず自然流(わるく言えばアバウト)で、気兼ねなく過ごせる反面、初めての利用客を見ているとハラハラ、ドキドキ!。だって、普通の旅館と違って、気ままにアドリブで過ごす(何事も予定通りにはいかない) ことを愉しむ!?のが基本だからです。

だから、私がビールやコップを運んでいたら、スタッフと間違えられました。帰りまでには、宿泊客が全員スタッフ化してしまいますけどネ(笑)

館内には、時計、テレビ、客室冷蔵庫、アメニティ、等はありません。昔ながらの民宿のノリかもしれませんね。「ちょっと前の日本の暮らし」を事前に解釈してから訪ねましょう。

その代わり、晴れていれば、アドリブの里山散策、雨が降っていれば、アドリブの料理教室を開催してくれたりします。

今回泊まっていたのは、14名と満館。作家の先生、農業を学ぶ学生さん、グリーンツーリズムを追っかけてる自治体職員さん、元代議士の先生、都市計画の専門家さん、とまあお客さんも多士済々。最初は(当然皆さん初対面ですから)全員で2つの囲炉裏を囲んでも静かなものでしたが、だんだんと、夕食の豆乳鍋をつつき、地酒を酌み交わし、全員がスタッフ化していくにつれ、立場も忘れ、大宴会となって、夜もふけていくのでした。

なんだかんだと、海辺のカフカの話、日本の休暇制度の話、パッポン通りの話、などなどで盛り上がりながら、ときどき炭をおこしつつ、19時ころから何となく始まった夕食が終わったのが、深夜1時!

またの再会を約束して、皆さん帰路につくのでした。

皆さまも、この偶然と成り行きを愉しむ宿にぜひ一度! (里山は寒いので暖かくしてから行きましょう)


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