全旅協の「地旅」をJR東日本「旅市」で受託販売へ
今日は、NHKの「あさイチ」(洞爺湖特集)で、朝、NHKへ。
パパイヤ鈴木さんがゲストだったのですが、30kg以上痩せたとのことで、ずいぶんスリムに。 その理由は、大河ドラマへの出演のためだったとか。 やはりプロですねぇ。 私も3ヶ月で10kg痩せました。 やればできるものです。
昼からは、青森で開催されている、国内観光活性化フォーラムへ。 全国旅行業協会が取り組んでいる、地元発着のディープなパッケージ旅行(着地型旅行)「地旅」大賞の表彰式でした。
その懇親会の場で、JR東日本の常務様が、業界にとって重大な発言。 それは、地元の小さな旅行会社が作る着地型旅行を、JR東日本の「旅市」ブランドで、受託販売を行うと発表されたのです。 今までは、大手旅行業は、全て自社企画でした。 こうして、地域が作った商品を大手がレールを付けてパンフレットで売るというのは画期的な出来事です。 その場で、満場の拍手喝采を浴びていました。
こうした流れも、ある意味、政治力の賜物。 さて、現政権にも、少し観光業界改革についてがんばってもらわねばなりません。
着地型旅行が、JR東日本ブランドから、大きく育っていくような気がします。 やればできるものです。
温泉排水の規制強化、さらに3年延長
4月1日付け朝日新聞の報道によると、今年、暫定延長期間が切れる「温泉旅館の温泉排水問題」に関し、さらに3年間(2013年まで)、暫定措置が延長されることになったようです。 とりあえずは、よかったですね。
この問題は、世界保健機関(WHO)の2001年の規制強化を受け、「事業者は、規定以上のホウ素・フッ素を含む排水を川や海に流してはいけない」ということになったもので、日本では「水質汚濁防止法」で対象業種が決められ、厨房を持つという理由で「旅館業」も対象となったことに起因します。 くわしい背景は、こちらの記事で紹介しましたが、その排水として、「温泉」が対象となったことで、業界から「それは無理だ」という声があがり、温泉旅館業を規制の対象とすることを「暫定的に延期する」と決められたものです。
それはそうで、温泉はもともと、フッ素やホウ素など天然成分を含んだ資源。 それを排水するなというには無理がありますし、成分除去をしようと思えば、高価なミニプラントを各温泉浴場ごとに設置しなくてはならず、旅館負担となれば、旅館経営は瞬時に破たんしてしまいます。
旅館業は、温泉水以外、ホウ素やフッ素を含む製造物や加工品を扱っていないと思います。 ぜひ対象業種から外していただくことが、面倒でなくて良いのではないかと思います。