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2010.12.12

旅館のまかない

hiyo

ヒヨドリの炙りを食してきました。 鴨網猟で引っかかったのでしょう。
タレをまぶし、炭火でチリチリと真っ黒になるまで炙り、ばりばりと小骨を砕きながらいただく、冬ならではの秘密の味覚。

もちろん、青首(マガモ)のステーキも絶品でした。
これ、旅館のジューショク(従食)のひとコマ。
食いしん坊万才!のプロデューサーさんと。 おいしかったですね。

残念ながら、ごくごくわずかな量なのでお客様には出せません。
でもおいしそうなものばかり。宿屋のまかないだけで本でも書けそうかも。

まかない料理を紹介する本だって、ありだと思います。
際コーポレーションの中島社長がレシピ本「男子厨房で遊ぶべし」を出版されましたが、
社長がありあわせでざくっと作ってしまったチャプスイ(具だくさんのあんかけごはん)なんかがそうですよね。 うまそう。

ちょっと、旅先での「まかない」に注目していってみたいと思います。

2010.10.31

モクズガニが旬!

モクズガニ

とある旅館で、秋が旬となる「モクズガニ」をいただいてまいりました。
ミソは濃厚で、身もびっしり。 ひやおろしを一杯、ぬる燗でいただきつつ、しゃぶってまいりました。

特に、那珂川産のものは特大で、「日本の上海蟹」と言われる所以がよくわかりました。
那珂川のモクズガニについては、こちらのむらさきさんがレポされています。

モクズガニといえば、伊豆の河津川も有名で、秋の東伊豆は「山の早生みかん、海のイセエビ、川のズガニ」を求めて、人がたくさんやってきてもよいのですが、ある民宿のおかあさん曰く、「ズガニ食べに来るお客さんなんていないよ~。地元で食べる人多いけどね」と。

まあ、ズガニなんて大量仕入れできないわけで、PRされないので、知らない人が多いのは当然といえば当然。
でも、たぶん、これからの時代、「地元民が食す、知る人ぞ知るうまいもの」脚光浴びるようになってくると思います。

モクズガニ、万歳!

2010.10.09

ふみえはらはんで食べる/おりざの森に泊まる

fumieharahan

農家レストランの先達と言ってもいい、宮城県・旧小野田町(現加美町)の「ふみえはらはん」に行ってきました。

火をおこしてくれているのは、隣で朝食付き・一棟貸し古民家民宿「おりざの森」を管理するお嬢さんのわかなさん。 ふみえはらはんは、お母さんの渋谷文枝さんが運営しています。 渋谷さんは、観光カリスマや農家のおかあさん100選にも選ばれているので有名です。

ちょっとふつうと違う訪問でしたが、米から野菜から果実まで、様々な作物を手がけられている農業が本業だけあって、炉端でいただく手作り料理と地酒は十分堪能させていただきました。 18時から21時頃までいただいていた夕食は、@2,200円。 かわいい給仕さん(お孫さんのひなたくん)もありがとう。

orizanomori

でもって、おりざの森の朝食。 朝、採ってきていいよ、と言われて採ってきた枝豆付き。 ごはんはもちろん、自家製米!

おりざの森は、一泊朝食5,000円。 観光地でもない、冬はものすごい地吹雪となる穀倉地帯の真ん中に立つ古民家。 ただし、内部は快適に改装され、ふたつのトイレとバスルームのほか、オール電化の厨房(朝食を作ってくれます)。 広いリビングには、童話の絵本。 田んぼを見渡す和室に、庭に面した洋間。 家族や友人で泊まり(1~10名までの貸切りです)、のんびり過ごすのもよいですね。 食育にはもってこい。 でも、本業(農業)が忙しい期間・日はお休みです(要予約)。

しかし、米もすでに1万円割れ、生産費を下回る時代が続き、米作だけでは生きていけない時代になってきたようです。 この前日に泊まった、白神山地の熊の湯温泉の吉川さんなども、本業は米作なのに、温泉旅館(田植えを終えて6月から10月までの営業)のほか、冬はマタギ(熊猟)、春から秋は自然巡視員、などなど「複業」で忙しいみたい。 日本を支えてきた農業も、「半農半X」で生きていく時代。 宿屋家業も「半宿半X」は、世の流れなのでしょう。

円高×ゼロ金利かあ。 バブルで火傷している日本人は、銀行預金はそのままにして、消費が小さく細かくなっていくんじゃないかなあ。 旅行するなら、きっと手近な海外旅行でしょ。 国内なら、料理のおいしい農家民宿や漁家民宿が見直されそう。 そうすると、旅館業はいよいよ、アブない・・・。 新しい市場や仕組みを考えず、低金利だあ、と建物にカネをつぎ込んじゃうと、アジア外資購入用居抜き物件になってしまいます。

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